第2回極限環境微生物学会年会
【スケジュール】
11月29日(木)
10:00~12:30 口頭発表 O-1 ~ O-7
12:30~13:00 評議員会(昼食)
12:30~14:00 昼食
14:00~14:30 総会
14:30~16:00 *ポスター発表 奇数番号
16:00~17:00 特別講演 吉田賢右 先生
17:00~17:40 口頭発表 O-8, O-9
18:00~20:00 懇親会(広沢クラブ)
11月30日(金)
10:00~12:40 口頭発表 O-10 ~ O-17
12:40~13:40 昼食
13:40~15:10 *ポスター発表 偶数番号
15:10~16:50 口頭発表 O-18 ~ O-22
*ポスター発表される方は、全員29日昼食終了時間までに所定の位置に、ポスター掲示をしてくださいますようお願い申し上げます。ポスター前での発表は、奇数番号が、29日、偶数番号が、30日の所定の時間となっておりますので、よろしくお願いいたします。
第2回極限環境微生物学会年会プログラム
11月29日(木)理化学研究所、鈴木梅太郎記念ホール
10:00 ~ 10:10 開会挨拶
10:10 ~ 10:30 <O-1> 古細菌のDNA複製開始機構の分子解析
○石野良純、中江雅典、石野園子、高野朋子、松永藤彦、Hannu Myllykallio、Patrick Forterre(生物分子工研、Univ. Paris-Sud)
10:30 ~ 10:50 <O-2> 水曜海山深海底熱水孔における新奇好熱性嫌気的水素酸化細菌の分離とその性状
○中川聡、左子芳彦、高井研、掘越弘毅、内田有恆(京大院農・応用生物・海洋分子微生物学、海洋科技セ・地殻内微生物)
10:50 ~ 11:10 <O-3> 古細菌Thermoplasma acidophilum由来オリゴペプチド分解装置トリコーンプロテアーゼに対するPyrococcus furiosus由来機能的相同分子Trilobedプロテアーゼの同定
○田村具博、田村範子、Wolfgang Baumeister(産総研・生物遺伝子、Max-Planck-Inst., Biochem. )
11:10 ~ 11:30 <O-4> Aeropyrum pernix K1由来超耐熱性プロテアーゼのBrevibacillus choshinensis HPD31による高生産
○花方寛、小澤良、恵比須省吾、河原林裕、左子芳彦、長谷川要(ヒゲタ醤油・研、プロテインエクスプレス、製品評価技術基盤機構、京大院・農)
11:30 ~ 11:50 <O-5> 地殻内微生物圏において優占する好熱菌の分布・伝播について
○高井研、儀丹隆志、稲垣史生、平山仙子、中川聡、井上明、掘越弘毅(海洋科技セ・地殻内微生物、東洋大・生命科学、京大院・農)
11:50 ~ 12:10 <O-6>約1億年前に形成した黒色頁岩中の古微生物群集構造 解析
○稲垣史生、岡田尚武、掘越弘毅(海洋科技セ・地殻内微生物、北大院・理・地球惑星)
12:10 ~ 12:30 <O-7> 菱刈金鉱山地殻内における微生物群集の全解析
○平山仙子、高井研、稲垣史生、掘越弘毅(海洋科技セ・地殻内微生物)
12:30 ~ 13:00 評議員会(昼食)
14:00 ~ 14:30 総会
14:30 ~ 16:00 ポスターセッション(奇数番号)
16:00 ~ 17:00 <特別講演> ATP合成酵素の回転触媒
吉田 賢右(東工大・資源化学研究所)
17:00 ~ 17:20 <O-8> Dimethyl sulfoxide処理におけるゲノム発現プロファイルの解析
村田善則、百瀬祐子、長谷川実加、岩橋均、小松泰彦(産総研・特許生物、産総研・生物遺伝子)
17:20 ~ 17:40 <O-9> 微生物細胞壁内におけるドナン平衡-好アルカリ菌のpH恒常機構の一考察-
○辻井薫、掘越弘毅(海洋科技セ・極限環境)
18:00 ~ 20:00 懇親会(広沢クラブ)
11月30日(金)理化学研究所、鈴木梅太郎記念ホール
10:00 ~ 10:20 <O-10> 好熱性古細菌2-オキソ酸:フェレドキシン酸化還元酵素に関する蛋白質工学的研究
○若木高善、福田英理子(東大院・農・応生工)
10:20 ~ 10:40 <O-11> 通性好気性超好熱古細菌Pyrobaculum ogunienseの細胞膜に含まれるcytochrome aa3及びboの性状
○布浦拓郎、左子芳彦、若木高善、内田有恆
(京大院・農・応生科、東大院・農・応生工)
10:40 ~ 11:00 <O-12> Crenarchaeotaゲノム情報から予想されたtRNA分子の解析
○山崎秀司、田中敏広、日野由美、菊池久、河原林裕(評価基盤機構・バイオセンター、産総研)
11:00 ~ 11:20 <O-13> 3-イソプロピルリンゴ酸デヒドロゲナーゼ(IPMDH)の祖先型変異酵素とその耐熱性
○渡辺敬子、大栗誉敏、横堀伸一、大島泰郎、山岸明彦(東薬大・生命科学)
11:20 ~ 11:40 <O-14> Thermus thermophilus HB27株はT. thermophilus HB8株とは異なる修飾制限系を有している--- Thermus 族細菌の修飾制限系の由来についての考察---
○小林英雄、野中栄治、小菅武英、星野貴行(筑波大・応用生化)
11:40 ~ 12:00 <O-15> 高度好熱性細菌Thermus thermophilus HB27株を宿主とする超好熱菌遺伝子の発現系の開発
○砂村聡子、小菅武英、星野貴行(筑波大・応用生化)
12:00 ~ 12:20 <O-16> 高カタラーゼ産生微生物Vibrio rumoiensisのカタラーゼの性質と機能
○湯本勲、市橋大山、森田直樹、岩田秀明、松山英俊、一瀬信敏、奥山英登志(産総研・生遺資、道東海大・工、北大院・地環研)
12:20 ~ 12:40 <O-17> 海洋環境DNA情報の解読と分析
○河原林裕、丸山明彦(産総研)
12:40 ~ 13:40 昼食
13:40 ~ 15:10 ポスターセッション(偶数番号)
15:10 ~ 15:30 <O-18> Pseudomonas resinovorans CA1O株由来ダイオキシン・カルバゾール分解系プラスミドpCAR1の全構造
○野尻秀昭、前田香奈、吉田貴子、羽部浩、大森俊雄(東大・生物工学センター)
15:30 ~ 15:50 <O-19> 放射線抵抗性細菌デイノコッカス・ラジオデュランスにおける挿入配列IS8301のゲノム内転移
○鳴海一成、M. Saidul Islam、華躍進、菊地正博、山本和生(原研高崎研・バイオ、バングラデシュ原子力委員会・食品放射線生物、中国浙江大・核農所、東北大院・生物科学)
15:50 ~ 16:10 <O-20> 還元的酢酸生成細菌とシロアリ腸内の原生生物との細胞共生
○大熊盛也、飯田敏也、野田悟子、工藤俊章(理研・微生物、JST・ICORP、横浜市大院)
16:10 ~ 16:30 <O-21> Glutamate dehydrogenase from the aerobic hyperthermo-philic archaeon Aeropyrum pernix: characterization, phylogenetic implications, and X-ray crystallization
○Bhuiya M. W., Sakuraba H., Tsuge H., Katunuma N., Ohshima T. (Dept. Biol. Sci. Technol., Univ. Tokushima, Inst. Health Sci., Tokushima Bunri Univ.)
16:30 ~ 16:50 <O-22> 高度好熱性アーケアSulfolobusの形質転換方法の開発
○黒沢則夫、Dennis W. Grogan(創価大・工・生物工学、Dept. Biol. Sci., Univ. Cincinnati)
【ポスタ-発表】
(ポスター前での発表は、奇数番号が29日、偶数番号が30日です。)
<P-1> 古細菌におけるプライマー合成の分子機構
○石野園子、劉利東、小森加代子、Arnaud Bocquier、Isaac Cann、神田大輔、石野良純(生物分子工研)
<P-2> 高度好熱好酸性古細菌Sulfolobus acidocalcariusのクロマチン構造
○福田浩司、塩田正樹(熊大院・自然科学、熊大・理・生物科学)
<P-3> 有明海海底堆積土及び阿蘇カルデラ底堆積土からの好熱細菌の検出
○堀久美子、長谷義隆、滝尾進、石田昭夫(熊大院・自然科学、熊大・理・地球、熊大・沿岸域センター、熊大・理・環境)
<P-4> 好熱性細菌Bacillus sp. JF8の芳香族化合物分解に関わる遺伝子群の単離と解析
○宮澤大輔、Gouri Mukerjee-Dhar、八田貴、金原和秀(東工大院・総理工、鉄道総研、岡山理大・技科研)
<P-5> イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(ICDH)の祖先型化とその耐熱性
○岩端寿子、大栗誉敏、横堀伸一、大島泰郎、山岸明彦(東薬大・生命科学)
<P-6> 超高熱迅速生ごみ堆肥化装置の開発と醗酵過程の解析
○上田裕一、中村顕、畑山耕太、祥雲弘文(超高熱菌研、筑波大・応生化、東大院・農生科)
<P-7> DNAマイクロアレイによる大腸菌の圧力応答の解析
○石井秋宏、大島拓、仲宗根薫、佐藤孝子、森浩禎、加藤千明(東工大・生命情報、海洋科技セ・極限環境、科技団・CREST、近畿大・工、奈良先端大・遺伝子教育研セ)
<P-8> 高圧電気泳動装置を用いた高圧下における蛋白-蛋白相互作用の解析 ○河野広朗、仲宗根薫、阿部文快、松本雅光、加藤千明、宇佐美論、掘越弘毅(東洋大院・工・応化、海洋科技セ・極限環境、近畿大・工、テラメクス)
<P-9> マリアナ海溝から得られた脱窒細菌のN2O還元酵素遺伝子クラスター 全領域の解析
○為我井秀行、加藤千明、掘越弘毅(東工大・理工・化、海洋科技セ・極限環境)
<P-10> 深海由来の好圧性微生物Shewanella violacea DSS12株及びMoritella japonica DSK-1株の遺伝子導入系の確立
○福地順子、佐藤孝子、加藤千明、伊藤政博、掘越弘毅(東洋大・生命科学、海洋科技セ・極限環境、東工大院・生命情報)
<P-11> 好冷好圧性細菌Shewanella violacea DSS12株の物理地図の作成
○坂井祐介、板谷光泰、馬場知哉、荒 武、黒川顕、Maria Smorawinska、高木善弘、益井宣明、福井巧、仲宗根薫、加藤千明、森浩禎、宇佐美論、掘越弘毅(東洋大院・工・応化、海洋科技セ・極限環境、三菱化学生命研、慶大・先端生命研、阪大・遺伝情報、近畿大・工、奈良先端大・遺伝子教育研セ)
<P-12> コウシュンシロアリ腸内共生嫌気性スピロヘータの多様性と原生生物との共生
○野田悟子、山田明徳、本郷裕一、大熊盛也、工藤俊章(理研、京大院、科技団・ICORP、横浜市大院・環境分生)
<P-13> シロアリ腸内に共生するオキシモナス目原生生物のsmall subunit ribosomal RNA遺伝子による分子系統とin situ hybridizationでの同定
○高木愛佳、守屋繁春、大熊盛也、宇佐美論、掘越弘毅、工藤俊章(理研・微生物、科技団・ICORP、東洋大院・工、横浜市大院・環境分生)
<P-14> オオシロアリHodotermopsis sjoestedtiの腸内に共生するスピロヘータ類の多様性
○中島秀晃、湯澤 宏惠、大熊盛也、宇佐美論、掘越弘毅、工藤俊章(理研・微生物、科技団・ICORP、東洋大院・工、横浜市大院・環境分生)
<P-15> 日本海溝から取得されたCryptococcus sp. N6株の銅耐性機構に関する研究
○三浦健、阿部文快、井上明、宇佐美論、掘越弘毅(東洋大院・工・応化、海洋科技セ・極限環境)
<P-16> 大気圏からの紫外線耐性菌の単離
○板橋志保、山岸明彦(東薬大・生命)
<P-17> Halomonas elongataにおけるナトリウム排出に関与する遺伝子の取得
○塚本晃久、小野比佐好、室岡義勝(阪大院・工・応生)
<P-18> Sha (sodium/hydrogen antiporter) システムの各サブユニットのイオン輸送における役割についての検討
○吉仲桃子、古園さおり、冨澤累、工藤俊章(理研・微生物、JST・ICORP、東洋大、横浜市大院)
<P-19> 好アルカリ性菌のアルカリ適応に必要なNa+/H+アンチポーター(Sha)は、枯草菌の胞子形成にも必要である
○古園さおり、工藤俊章(理研・微生物、科技団・ICORP、横浜市大院・環境分生)
<P-20> 好アルカリ性Bacillus pseudofirmus OF4株のエレクトロポレーションによる遺伝子導入法の確立
○長根誠、伊藤政博(東洋大院・生命科学)
<P-21> シロアリ共生性原生生物の嫌気呼吸系の進化の解析
○守屋繁春、工藤俊章(理研・微生物、科技団・ICORP、横浜市大院・環境分生)
<P-22> 有機溶媒存在下におけるAcinetobacter sp. ST-550株によるインジゴの生産
○道久則之、中野肇、奥山洋平、青野力三(東工大・生命情報)
<P-23> 日本海深度3,100 mの海底に見い出された巨大バクテリアマットにおける高圧下の微生物学的多様性の解析
○加藤千明、荒川康、能木裕一、Lee J-Hyun、竹内章、岡村行信、宇佐美論、掘越弘毅(海洋科技セ・極限環境、東洋大・応化、Mar. Res.・ KORDI、富山大理・地球、産総研・海洋資源)
<P-24> 深海由来の好圧性微生物Shewanella violacea DSS12の分裂環形成蛋白FtsZの試験管内重合について
○ 佐藤孝子、石井秋宏、Rossitzia G. Alargova、仲宗根薫、加藤千明、掘越弘毅(海洋科技セ・極限環境、東工大・生命情報、近畿大・工)