極限環境生物学会第16回年会報告
第16回年会は、11月8-9日(日月)に東京海洋大学品川キャンパス(東京都港区港南4−5−7)・白鷹館、楽水会館を会場に開催されました。当日は、多くの会員・非会員の皆様にご参集いただき、口頭発表23件、ポスター発表46件(昨年:口頭発表19件、ポスター発表88件)の一般発表の他、東京海洋大学年会会長の石田真巳先生の企画による東京海洋大学セッションでは、魚類の生殖細胞移植、福島県沖の放射性物質、酸性環境を中和するアルカリ化酵母に関するテーマで3名の海洋大学教員によるセッションを開催し、また、大会2日目の昼には、バイオ・ラッド ラボラトリーズ株式会社によるランチョンセミナー、また、午後には学会奨励賞受賞講演1件と合わせて大変盛りだくさんな会となりました。この他にも今回初めて小学生たちによるポスター発表に対して「ポスター賞特別奨励賞」が授与されました。参加者合計は211名(昨年:176名、内訳は以下の表)となりました。年会のお世話をいただきました東京海洋大学・石田真巳先生を始めとした東京海洋大学の皆様、および、ご尽力くださいました皆様に感謝申し上げるとともに、当日ご参加いただいた皆様方に事務局一同心より感謝申し上げます。
今年度:参加者合計211名
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事前申し込み人数
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当日申し込み人数
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合計
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一般
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91
(会員84、非会員7)
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26
(会員10、非会員16)
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117
(会員94、非会員23)
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学生
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66
(会員31、非会員35)
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28
(会員0、非会員28)
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94
(会員31、非会員63)
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総計
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157
(会員115、非会員42)
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54
(会員10、非会員44)
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211
(会員125、非会員86)
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今回は、企業等技術コーナーには以下の7社にご参加いただきまし た。また、企業広告として2社からの企業広告を受けました。
企業等技術コーナー
・ 株式会社トミー精工
・ 株式会社ファスマック
・ シスメックス株式会社
・ タイテック株式会社
・ バイオツールズ株式会社
・ バイオ・ラッドラボラトリーズ株式会社
・ ユーロフィンジェノミクス株式会社
企業広告
・ 株式会社ファスマック(要旨集広告)
・ バイオ・ラッドラボラトリーズ株式会社(要旨集広告)
学会事務局より、年会へのご協力に関して心より感謝申し上げます。
年会・発表会場風景
正門付近の案内
講演会場内の風景
ポスター会場の風景(大変盛況でした。)
企業展示コーナーの風景
年会初日の懇親会での公演シーン
小学生による優秀なポスター発表に対して『ポスター賞特別奨励賞』が授与されました。
大会2日目昼に開かれたランチョンセミナーでは、バイオ・ラッドラボラトリーズの水谷伸氏、山本謙治氏に講師を務めていただきました。
閉会の挨拶を頂いた亀倉先生からは極限環境微生物とダーウィンの意外なお話を伺うことが出来ました。
【東京海洋大学セッション】
東京海洋大学セッションは、年会参加者からも関心を持っていただけるテーマを企画いたしました。東京海洋大学の先生方により、魚類の生殖細胞移植、福島県沖の放射性物質、酸性環境を中和するアルカリ化酵母に関する内容でご講演を頂きました。東京海洋大学で行われている最前線の研究が感じられた素晴らしいセッションでした。講演された講師の先生方には、貴重なお話をしていただき感謝申し上げます。東京海洋大学の益々の発展を祈念いたしております。
東京海洋大学セッション 座長:石田真巳(東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科)
『魚類の生殖細胞移植:サバからマグロは生まれるか?』
吉崎 悟朗(東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科)
『福島沿岸海域および海洋生態系の放射性核種動態』
神田 穣太(東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科)
『強酸性水圏から単離したアルカリ化酵母』
浦野 直人(東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科)
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