極限環境微生物学会2021年(第22回)年会
【奨励賞】
大平
高之 (東京大学・大学院工学研究科・化学生命工学専攻)
望月 智弘 (東京工業大学・地球生命研究所(ELSI))
【発表賞】
SA1-1 小林 瑠那(横浜市立大/海洋研究開発機構) 「深海熱水噴出域由来のThiomicrorhabdus属細菌の電気合成微生物としてのゲノム的視点からの特徴づけ」
SA2-5 水谷
晃輔(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
「乾燥耐性を持つPv11細胞におけるNa+/トレハロースシンポーターの機能解明」
SA3-3 沖 啓輔(九州大学 生物資源環境科学府)
「Thermococcus kodakarensisのDNA複製複合体レプリソームの機能的構造変換機構」
SA4-1 井上 宙夢(京都大学 化学研究所)
「曲率認識ペプチドを用いたShewanella
vesiculosa
HM13の細胞外膜小胞生産関連遺伝子の探索」
【年会報告】
極限環境生物学会2021年度(第22回)年会は、2021年11月20日(土)と21日(日)の両日開催されました。当初、大阪府堺市の大阪府立大学中百舌鳥キャンパスで実施する予定で計画しておりましたが、COVID-19感染拡大の影響が不透明なことから、昨年に引き続きZoomを用いたオンラインで実施することが、2021年5月20日に開催されました幹事会にて決定されました。
本年会は、20日午前の総会の後、午後、大島泰郎会長の開会挨拶で始まりました。20日は、一般発表3件の後、2つのセッション分かれ、ショートトーク(審査対象)24件の発表がなされました。夕刻には、SpatialChatで交流会を実施いたしました。21日午前は、一般発表3件とショートトーク(審査非対象)4件、午後は、一般発表2件とショートトーク(審査非対象)5件の発表がなされました。また、発表賞4件の発表・表彰後、研究奨励賞の受賞講演2件があり、本会は、井上明副会長の閉会挨拶で締められました。年会には、138名の方々にご参加いただきました。本会は、タイテック株式会社様と株式会社トミー精工様に協賛いただき、広告動画を講演開始前、昼食時、および休憩時に適宜配信いたしました。
本会は、幹事会での議論の他に、メール、Slack、zoomのダイレクトメッセージを用いた情報交換を行いながら準備・運営をさせていただきました。当日は、原則、メイン会場を大阪府立大学の中百舌鳥キャンパス、発表賞の対象となるショートトークを東京工業大学のすずかけ台キャンパスからオペレーションいたしましたが、本会を準備・運営するにあたり、古園さおり先生、道久則之先生、福居俊昭先生には終始ご尽力をいただきました。また、若井暁先生、折田和泉先生には、ショートトーク(審査対象)を準備・運営いただきました。ホームページは、三輪哲也先生にご尽力をいただきました。峯岸宏明先生、高品知典先生、兼次須磨子様には協賛企業様ご対応、会計管理を中心にご準備いただきました。また、多くの先生方に座長やショートトークの審査をお願いいたしました。なお、大会のポスターは、大阪府立大学の博士研究員の三ツ井良輔氏に作成いただきました。ここにすべての方のお名前を挙げられず大変恐縮ですが、多くの関係者の皆様のご尽力により大きなトラブルもなく盛会のうちに終えることができました。深く感謝いたします。
最後になりましたが、大阪府立大学は、来年2022年4月、大阪市立大学と統合し、大阪公立大学になります。本年度最後の大阪府立大学のキャンパスでの極限環境生物学会年会の対面開催は叶いませんでしたが、近い将来、大阪公立大学のキャンパスでの極限環境生物学会年会を対面開催できることを楽しみにしています。
荻野 博康(第22回年会担当幹事・大阪府立大学)
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