極限環境微生物学会2020年(第21回)年会
【発表賞】
本年度は、コロナ感染の影響でオンライン開催となり従来の形式でのポスター発表ができなくなったため、発表時間の二倍近い質疑時間を設けたショートトーク にて発表を行いました。 また、これまでのポスター賞に準じる賞として発表賞を設けました。発表賞には18名のエントリーがありましたが、審査員による厳正な審査の結果、以下の3名の方々 が受賞されました。若手の皆様の今後のご活躍を祈念しております。
R31-5 道盛裕太 (京都大学 工学研究科)
超好熱性アーキアにおける原始的光呼吸経路の同定
R31-6 野澤颯志(東京大学大学院 工学系研究科)
超好熱性アーキアにおけるRNAアセチル化修飾の
生物学的機能の探求 R21-2 都築大空 (京都大学大学院 化学研究所)
Shewanella vesiculosa HM13 の表層糖鎖合成酵素による 細胞外膜小胞構造と積荷タンパク質輸送の制御
第21回 極限環境生物学会
年会(オンラインで開催、運営本部のみ産業技術総合研究所
臨海副都心センターに設置)には123名の方々にご参加いただきました。折からのコロナ感染症の世界的流行にかんがみて、Zoomを活用したオンライン開催の運びとなりました。いつもとは違う困難な状況の中、発表者の皆様にはクオリティの高い成果をご報告いただきました。また参加者の皆様におかれましても活発な議論を展開していただきました。どうもありがとうございました。本学会の存在意義をあらためて考えていただく機会にもなったのではないかと感じました。
産総研に設置した運営本部では、中村
顕先生、古園さおり先生、道久則之先生、三輪哲也先生、相馬亜希子先生、郷田秀一郎先生、湯本勲先生にご尽力いただきました。またリモートでは若井暁先生にご対応いただきました。また高品知典先生、峯岸宏明先生、兼次須磨子様には協賛企業様ご対応、会計管理を中心にご準備いただきました。ここにすべての方のお名前を挙げられず恐縮ですが、たくさんの関係者の皆様のご尽力により大きなトラブルもなく盛会のうちに終えることができました。すべての関係者の方々に心より感謝申し上げます。同時に、質疑応答の活発化、懇親会の方式(今回は不開催)などいくつか課題も見えてきました。ネット環境のメリットを生かしたハイブリッド型の学会年会の開催など、今後につなげられたらと考えております。
最後になりましたが、このような状況の中ご協賛いただきました、株式会社トミー精工様、タイテック株式会社様に感謝申し上げます。
令和2年11月4日 鴫 直樹(産業技術総合研究所、第21回 年会担当幹事)
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